単語や音を聞いたときの脳活動を調べることで、言語処理のメカニズムを調べます。
脳活動測定方法には以下の二種類の方法があります。
※個人の能力を測定するものではありません。
近赤外分光法を用いた脳活動測定では、頭皮上から近赤外光を照射・検出することで、血液中に含まれるヘモグロビンの濃度変化を測定します。
近赤外光とは、テレビなどのリモコンやこたつに用いられる赤外線の一種で、目に見える光(可視光)に近い波長をもつ光です。頭に照射する光の強さは、太陽の光より弱いので、人体に対する影響はありません。
この近赤外分光法の原理は、その安全性の高さから、新生児の血中酸素モニターや運動中の脈拍の測定にも使われております。測定の際には、光を照射・検出するための端子を取り付けます。端子は柔軟性が高く、先端が頭皮に触れるだけですので、痛みはありません。
所要時間:1時間
脳波測定では、頭皮に電気信号を検出するための端子をつけることで、何かを見たり、聞いたりして脳が活動したときに出る電気信号を測定します。脳が自然に出す信号を皮膚上で測定するだけですので、痛みや人体に対する影響はありません。
- キャップタイプ
- 端子を装着するための布状のキャップをかぶっていただきます。加えてお顔の数ヶ所にも端子を付けます。端子と皮膚を接触させるために専用のジェルを使用します。ごくまれに、端子が接触した部分の頭皮が赤くなる場合もありますが、洗い落とせばじきに直ります。シャンプードレッサーも完備しておりますので、調査の終了後に洗い流していただけます。[ シャワー室内の写真 ]
- ネットタイプ
- 端子の付いたネットをかぶっていただきます。端子には、電解液(塩水のような液体で、人体にも影響はありません)を少量含んだスポンジが付いているため、若干頭部が濡れてしまうこともありますが、測定後、洗髪の必要はありません。